イプシロン・インタラクティブ社インタビュー
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米国一流企業に対し多くの実績を持ち、全米最大のEメールマーケティング会社であるイプシロン・インタラクティブ社* 。同社のアジア地区担当マネージングディレクターのDominic E. Powers氏に海外、特にアジアでのマーケット事情についてお伺いしました。

インタビュアーは、元VIXIAセールスで現在バナー型の新広告サービスを展開する
アドバタイジングドットコム・ジャパン株式会社**の河B氏。
* イプシロン・インタラクティブ社(元Bigfoot Interactive)
三井物産ヴィクシアのビジネスパートナーであるイプシロン・インタラクティブは、
豊富な経験と技術基盤を持ち、数々の賞やレポートで知られる米国最大の
Eメールのダイレクトマーケティング会社。
** アドバタイジングドットコム・ジャパン株式会社
2006年11月に三井物産と全米最大のインターネット広告ネットワーク会社である
Advertising.com Inc.の合弁会社として設立。
バナー広告を最適化配信するネットワーク(以下、最適広告配信)事業を手掛ける。
アジア諸国は重要な市場である
河B:米国のほうがアジア諸国よりもはるかにEメールマーケティングが発展していると思いますが、米国とアジア諸国の市場の違いは何でしょうか?
Dominic:アジア諸国は重要な市場であると考えられますが、我々はアジア諸国をひとつの市場ではなく、別々の市場ととらえていますので、一概に比較ができません。中国、日本、シンガポール、オーストラリア等それぞれ別の特徴があり、”別々の市場“といえるでしょう。そのためアジア諸国について語ることは、それぞれの国のことについて別々に語らなければいけません。
河B:それでは、注目している国は何処ですか?
Dominic:例えば、中国では、毎週のように100万人もの人々が初めてネットを体験します。そのような“初体験者”はEメールでのプロモーションに対しても敏感に反応します。いったんネットを体験すると2年~5年はネットを利用し続けますので、ネットマーケティングの市場そのものが活性化され、市場に投入される金額も増大します。
河B:アジア市場に向けて、どのような対策を行っているのですか?
Dominic:我々は米国一カ所に注力せず、中国、シンガポール、香港、オーストラリアなどにそれぞれオペレーション部隊を持っています。そこにクライアントの要望があり、我々が提供できるサービスがあれば、あらゆる手段を講じて支援をします。例えば、中国では彼らの技術力やマネジメント力を向上させる支援等を行っています。
消費者が市場を拡大させていく
河B:日本のマーケット事情は将来的にはどのようになると思いますか?
Dominic:顧客の立場から考えると、現状日本のコンテンツは企業(市場)が「何を売りたいか」によって左右され、非常に画一的なものに思えます。しかし、今後は消費者の立場からコンテンツが生まれてくるような、よりパーソナライズされたものにシフトしていくと思います。今後は消費者が日本市場やマスコミを動かし、より顧客的な立場から作られたコンテンツが流行ると思います。
河B:三井物産ヴィクシアに何を期待しますか?
Dominic:三井物産ヴィクシアは我々にとってアジア市場での重要なパートナーです。 我々は日本市場がこれから伸びていくと考え、ヴィクシアをとても必要としています。
ヴィクシアは日本市場を熟知しているし、事業展開を行う上で細かな問題(データのセキュリティや法的問題)を取り扱うことができます。またヴィクシアは単なるASPビジネスではなく、フルサービスを提供できるところも大きな特徴です。ヴィクシアは我々の日本での市場拡大に貢献し、今後日本のインターネットビジネスを拡大させることができると思います。
河B:最後にお伺いしますが、アル・ディグイド氏の後任であるラジー・トーマス氏はどのような人物ですか?
Dominic:ラジーは非常に顧客を重視する人物です。また技術についても非常に詳しいです。彼は、技術面での経歴があるため、技術的な観点から顧客に対して「何ができるか」を考えることができます。
顧客が何を必要としているか、自分たちがそれに対してどのような適切なサービスを提供できるかということを非常に広い視野で考えることができます。常に顧客が満足いくように努め、顧客を維持することで市場の拡大が見込まれると考えています。
翻訳・文:O次郎
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